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      <title>おせんべあられ倶楽部～米菓よもやま話～</title>
      <link>http://www.beika-katasa.com/column/</link>
      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2011</copyright>
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         <title>お米の話　その１７　『米トレ法』のはなし</title>
         <description><![CDATA[<p>今回は、『米トレ法』こと『米トレーサビリティ法』についてお話ししましょう。
</p>
<h4>『米トレ法』とは？</h4>
<p>農林水産省のホームページによりますと、米トレーサビリティ法については

１、お米、米加工品に問題が発生した際に流通ルートを速やかに特定するため、生産から販売・提供までの各段階を通じ、取引等の記録を 
作成・保存します。 
２、お米の産地情報を取引先や消費者に伝達します。

となっています。

『トレーサビリティ』はアルファベットで表記すると『traceability』。痕跡（由来）をたどれるという形容詞『traceable』の名詞形です 。『trace』＋『able』で『追跡する』＋『能力がある』ですから、片仮名で表記するよりも、アルファベットで表記したほうがわかりやす 
いですね。

つまり、『米トレ法』とは“このお米（及び米加工品）の原料はどこどこから来ました”ということを、商品から遡れる様にするための法律”という事です。</p>

<h4>『米トレ法』の対象になるのは？</h4>
<p>農林水産省のホームページによりますと、米トレ法の対象品目は

・米穀：もみ、玄米、精米、砕米 
・主要食糧に該当するもの：米粉、米穀をひき割りしたもの、ミール、米粉調製品（もち粉調製品を含む）、米菓生地、米こうじ等 
・米飯類：各種弁当、各種おにぎり、ライスバーガー、赤飯、おこわ、米飯を調理したもの、包装米飯、発芽玄米、乾燥米飯類等の米飯類 
（いずれも、冷凍食品、レトルト食品及び缶詰類を含む。） 
・米加工食品：もち、だんご、米菓、清酒、単式蒸留しょうちゅう、みりん

となっています。</p>

<h4>何がかわるの？</h4>
<p>消費者にとって最大の変更点は、対象商品に「お米の産地」が記載されることです。（店頭に表示することで、商品には記載されないこと 
もあります）

農林水産省のホームページによりますと、産地の記録の注意点としては

・「国産」「○○国産」「○○県産」等と記録。 
・原材料に占める割合の多い順に記載。 
・産地が３か国以上ある場合には、上位２か国のみ記載し、その他の産地を「その他」と記載可。 
・米飯類、もち、だんご、米菓、清酒、単式蒸留しょうちゅう、みりんについて、最終的な一般消費者販売用の容器・包装に入れられ、当 
該容器包装に産地が具体的に明記されている場合は、伝票等への産地の記載は不要。

となっています。（一部省略）

盲点になりがちなのは、「米菓」でないお菓子、例えば「豆菓子」の柿の種などについては規制対象になっていない点です。もちろん、メーカーが自主的に表示することは、禁じられていません。
</p>



<h4>産地はどんな風に表示されるの？</h4>
<p>農林水産省のホームページによりますと、小売店における一般消費者への産地情報の伝達手段として

産地情報を商品へ直接記載することにより伝達する場合
・国産米の場合は「国内産」「国産」等と記載（ただし、都道府県や一般に知られた地名でも可）。
・外国産の場合はその「国名」を記載。
（但し、JAS法で原料原産地情報表示の義務がある玄米・精米・もちは、JAS法に従いこれまでどおり表示）

となっています。（一部省略）
また、ＷＥＢサイト上での伝達や、電話での問い合わせに対する対応も認められています。


みんなが安心して米菓を食べられる社会へ、一歩ずつでも歩んでいきたいですね。

※今回の「お米のはなし」を起稿するにあたり、農林水産省のホームページから引用をおこなっております。
興味のある方は、是非そちらもご覧になって下さい。図説等もあり、大変わかりやすくなっています。</p>]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2011/07/post_19.html</link>
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         <pubDate>Thu, 21 Jul 2011 09:04:15 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>お米の話　その１６---『青田刈り』のはなし</title>
         <description><![CDATA[<p>今回は、前回お話しした『青田買い』とよく混同されがちな『青田刈り』についてお話しをすることにしましょう。</p>

<h4>『青田刈り』とは？</h4>

<p>『青田』が『まだ実っていない稲穂』のことなのは、前回お話しした通りです。『青田』を『刈る』のですから、『青田刈り』とは『まだ実っていない稲穂を刈りとる』ことになります。つまり、食べられない状態の植物を、先に収穫してしまうことなのです。</p>

<h4>なぜ『青田刈り』をするの？</h4>

<p>古代～中世にかけての戦術に『刈田（かりた）』と言われるものがあります。これは、敵国に攻め込んだ際に敵の領地にある田畑の収穫物を先に奪い取ってしまい、相手の兵糧（補給）を奪い、自軍を豊かにする戦術です。少数の軍勢で攻め込み、『刈田』だけを行って撤収する『刈り働き』という戦術も存在しました。この『刈田』を収穫前の稲に対しても行うのが『青田刈り』であり、特に相手が籠城などの持久策を採用した場合に“将来の収穫を奪い、籠城側の士気の低下を図る”という嫌がらせも目的のひとつでした。</p>

<h4>大事なのは『茎』のほう？</h4>

<p>また、『青田刈り』には“馬”を養うための飼料を現地調達するというメリットもありました。もしも攻め込んだ先で秣（まぐさ・馬草とも）が調達できない場合は自国から持って行くしかないので、「馬草を運ぶための馬と人」が必要になってしまいます。平家物語でも、「京で勝手に『青田刈り』をするな！」という抗議に対して木曽（源）義仲が「馬を養うのだから仕方がない！」と反論しています。“糧秣”という言葉があるように、“兵士の食糧と馬の秣”は当時の重要な戦略物資でしたので、当時は“未成熟の稲穂”以上に“新鮮な茎”に価値が存在していたという事情もあります。</p>



<h4>『青田買い』と『青田刈り』の混同</h4>
<p>就職活動を論評する際に『青田買い』と『青田刈り』はその語感が似ているために混同されてきました。辞書ですら“意味は同じ”と記載しているものもあります。時代の移り変わりで『青田刈り』という行為に意味がなくなり、死語になっていったことも、その原因でしょう。ただ、この『お米のはなし』を読まれた方だけでも、ご理解頂ければ幸いです。</p>

]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2011/06/post_17.html</link>
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         <pubDate>Sun, 12 Jun 2011 22:20:08 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>お米の話　その１５---『青田買い』のはなし</title>
         <description><![CDATA[<p>前々回に札差し、米商人のお話をしました。それに関連して、今回のお米の話では、米商人達の商売に由来する『青田買い』という言葉についてお話しをしてみましょう。</p>

<h4>『青田買い』とは？</h4>

<p>プロのスポーツチームが無名のアマチュアの選手達の囲い込みし、後日自分のチームへ入団させようとする行為を、俗に『青田買い』と言います。サッカーの世界では“天才”的な子供をユースチームに集めたりしたときに新聞等で騒がれたりしますよね。他にも企業が就職活動中の学生に対して「内々々定」や「内々々々定」等を提示して人材確保に動いた場合なども『青田買い』と表現されます。</p>

<p>この場合の『青田』とは、文字通り『まだ実っていない稲穂』のことであり、もともとは『収穫量を見越して売買する』先物取引を『青田買い（売り）』と言います。収穫までの時間があればあるほど、他の人よりも確実に商品（お米）を押さえることができますが、その反面、干ばつや冷夏、イナゴの襲来等で満足な収穫が出来なくても予め決めた代金は払わねばなりません。逆に豊作になりすぎて、市場に米が余りすぎる結果になっても、やはり決めた代金は払わねばなりません。</p>

<p>ただ、リスクは高いものの“米”は生活に絶対に必要であるために価値がゼロになる心配はなく、またある程度の長期保存が可能でしたので、先物取引の対象となり得たのです。　現在でも“穀物相場”は先物取引の中でも非常に大きな市場であり、天候等による相場の変動はみなさんの食卓を直撃するので、投機に興味のない方でも関心がある方は多いのではないでしょうか。</p>

<h4>人の『青田買い』とは？</h4>

<p>この“米”が“人”に代わったモノが現代の『青田買い』です。『価値がある（戦力になる）かどうか不明ではあるが、他人に取られる前に確保してしまおう』という発想は全く一緒ですし、スポーツチームも企業も“人”は組織運営に絶対に必要であるため、最低でもある程度の量が必要になります。もともと、人と言うモノは実戦で使ってみなければ「優秀かどうか」がわからないことがほとんどです。ある程度の『人材の青田買い』については、今後も継続されていく事でしょう。</p>


<h4>不動産取引にも『青田買い』がある</h4>

<p>不動産取引における『青田買い』の『青田』も、やはり“田んぼ”の事ではありません。　この場合は“完成（竣工）前”の家屋やマンションの売買を『青田買い（売り）』といい、（条件のよい）不動産を完成前に購入（売却）することになります。立地条件や間取りがよく、人気の集まる物件は競合になりやすく、また不動産投機の目的で購入する方々もいるため、『青田買い』の対象となり得るのです。しかし、不動産の場合は価格が高額な一方で、施行業者が潰れたりすると“未完成のまま放置”されてしまうということも十分にあり得ますので、注意が必要です。</p>


<p>次回は、よく『青田買い』と混同されがちな『青田刈り』についてお話しをすることにしましょう。</p>]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2011/06/post_18.html</link>
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         <pubDate>Thu, 02 Jun 2011 22:20:15 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>お米の話　その１４---『禄高』『蔵米』のよもやまばなし</title>
         <description><![CDATA[<h4>『助六』</h4>

<p>『助六』（すけろく）は、江戸の古典歌舞伎を代表する演目の一つで、歌舞伎十八番の一つに挙げられ、市川團十郎家（歌舞伎宗家）のお家芸として広く知られています。洗練された江戸文化の「粋（いき）」にこだわり、具現化したとされるその内容は、歌舞伎の代名詞ともいえます。</p>

<p>この主人公「助六」のモデルとされる一人が、十八大通（じゅうはちだいつう）と言われた通人（つうじん）の大口屋暁雨（おおぐちや ぎょうう）ですが、彼の家業は「札差」でした。札差の旦那衆の多くは、「宵越しの金は持たねぇ」の言葉を実践するほどに遊び事に大金を使い、しゃれっ気があって義侠心に富み、男伊達でもあった一方で、歌舞伎や芸事を保護するためにも金の使いっぷりが良かったので、江戸っ子気質の象徴的なお大尽として「大通」とも称されました。</p>

<p>このスポンサーへの感謝を込めて、團十郎は暁雨をモデルにしたキャラクター作りを行い、暁雨も助六のコスプレをして吉原遊郭を訪れ｢今様（いまよう）助六」と言われるほどであったといわれています。</p>

<p>主人公「助六」の愛人が「揚巻」という遊女であり、「揚＝油揚げ（稲荷ずし）」と「巻＝巻き寿司（太巻きやかんぴょう巻きなど）」に通じることから、それらを折り詰めた箱寿司のことを『助六寿司』といい、歌舞伎鑑賞のお供などにも用いられました。</p>

<h4>『一生懸命』</h4>

<p>本来は『一所懸命』。武士にとって「所領＝知行地＝収入（財政基盤）」であったため「命がけで働いて領地を得る（守る）」という文字通りの言葉でした。その後、“蔵米取り制度”が浸透して「収入＝お上（かみ）がくれる給料」となり、また武士以外の階級にも言葉が広まるに連れ、「人生をかけて全力で」という意味だけが残り、『一生懸命』という文字も使われる様になっていきました。</p>

<h4>『サンピン』</h4>

<p>『三両一人扶持』（または「三両一分」）という、最低ランクの武士の年俸が由来。「三両一人扶持」は年収５０万円ほど。双六で１の目を「ピン」と呼びましたが、これは「点」を意味するポルトガル語「pinta（ピンタ）」から。サイコロ２個を振った際、出目が「３と１」であった場合に「サンピン」と表現しており、その語呂の良さを活かして『サンピン侍』の蔑称で下っ端の武士を馬鹿にしていました。現在でも下っ端の（出世しそうもない）男性への蔑称として用いられています。</p>

<p>～余談～　あの人のお給料は？</p>

<p>時代により変動はありますが、１石＝１俵＝１人扶持＝１．５両、１両＝現在の１０万円、程度が概算の目安になります。</p>

<p>『大岡越前』や『遠山の金さん』ら町奉行の禄高は３０００石。ただし、家来（陪臣）を含めてですので「（有）大岡組」「チーム遠山家」の収入が４億５０００万と考えられます。奉行の家来が「内与力（うちよりき）」という呼び名で奉行所の業務を行うことも一般的でしたが、もともと町奉行所自体には町奉行個人の家計とは別に、幕府から“予算”が与えられていますので、お奉行様の家の内情は悪くなかった様です。</p>

<p>一方で、『必殺仕事人』の「中村主水」氏は江戸町奉行所の同心で「三十俵二人扶持」の禄高の設定でしたので、「３２石取り」相当。年収４８０万円程なら「中村主水」氏の収入も悪くない様にみえますが、こちらは諸経費込みの金額です。当時の江戸の廻り同心（パトロール警官）は南北の両奉行所を足しても最大で２４人！　しかも徒歩で自分の持ち回りを警戒するのですから、地元の岡っ引きや情報屋の協力が不可欠ですが、彼らへの報酬は同心が自分の財布から出さねばなりません。結果、自由になるお金はほとんどなく、地元の有力な商家から“袖の下”を貰うなどして別収入を得る者が多かったそうです。</p>

<p>『鬼平犯科帳』の長谷川平蔵氏は、家禄４００石で「火付盗賊改方」長官の役高１５００石＋役料４０人扶持。約３億円の収入がありますが、町奉行職とは異なり「必要経費込み」の収入のため、経費と役高・役料のバランスが合わず、後年１００人扶持に増額されています。しかし、やはり“まじめにやると経費がかかる”という仕組みは改善されず、労働意欲の溢れる長官はあまり出ませんでした。</p>

<p>その他、『忠臣蔵』の大石内蔵助が１５００石（赤穂藩家老）、勝海舟は４０俵扶持からスタートして４００石→１０００石→２０００石→５０００石と出世しました。</p>

<p>江戸時代の時代劇を見る機会がありましたら、参考になさって見て下さい。</p>]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2011/03/post_16.html</link>
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         <pubDate>Tue, 08 Mar 2011 15:40:40 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>お米の話　その１３---蔵米のはなし</title>
         <description><![CDATA[<p>江戸時代の幕府や藩がその収入を「石高」という単位で表していたのは前回お話ししました。
でも石高では国や地方自治体といった政府や、超高給取りの武士の収入は表現出来ても、中・下級武士の収入を表現するには、単位として大きすぎます。　そこで、石高より小さな単位をあわせて用いて、「禄高」（収入）が表現されました。　（禄高は「家禄（先祖の功績に対する報酬）」と「役禄（役職手当）」の合計でした）</p>

<h4>「知行取り」と「蔵米取り」</h4>
<p>「石高」を元に領地をあてがわれて直接その土地から収入を得る制度は「知行取り」と呼ばれ、収入単位は「○○石」。　この場合、「四公六民」の税率を適用した場合には、石高の４０％が収入となります。</p>
<p>また「幕府や藩の代官が領地からの収税を行い、家臣には禄高ごとに幕府（藩）の蔵から玄米を支給する制度は「蔵米取り」と呼ばれました。　蔵米取りの場合の収入単位は「○○俵」。<br />
１俵は４斗、１石＝１０斗＝２．５俵　なので、知行取り１００石と蔵米取り１００俵の収入は、ほぼ同一です。　また「扶持米」といわれる手当があり、単位は「○人扶持」。　１人扶持（いちにんぶち）＝１石で、「家族（家人）一人を養える分」という意味があります。</p>

<h4>「蔵米取り」武士の窮乏と「札差」の登場</h4>

<p>江戸中期以降、領地の経営や租税（米）の運搬の手間がかかる「知行取り」から「蔵米取り」への切替が進みます。　しかし平和な時代は、武士達から「立身出世」の道を閉ざし、新田開発や殖産興業・増税で収入の強化を図ることの出来ない「蔵米取り」達は、米の増産による米価の低下や人口の増加による日常品（諸色）の値上がりにより、生活が困窮していくことになります。</p>
<p>当時の武士は、秋の収穫から得た税（米）を何回かに分けて受給・売却受給し、日常品を購入していましたので、大都市である江戸や大阪には大名家の「蔵屋敷」が建ち並び、蔵から売りに出された米のこともまた、「蔵米」と呼びました。　（一方、農民が直接商人に売却したお米は「納屋米」と呼ばれました。）</p>
<p>当時の江戸では、米問屋への蔵米の売却、という仲介作業を武士から下請けしていた「札差」という商人に対し、家計の苦しい武士が次回以降の蔵米を担保にして借金をしたため、その商人達は高利貸し的要素を強く持つようになりました。　「札」とは「米の支給手形」のことで、蔵の前（の藁束）に差して順番待ちをしていたことから、この名がつきました。</br>
金融業に進出した「札差」は、多大なる財産を築き、また浪費したため、江戸中期以降の文化の成熟に寄与しましたが、武士の弱体化は幕府弱体化につながり、幕藩体制の消滅ととも「蔵米」という制度も無くなったため、札差も没落し消滅していきました。</p>
<p></p>
<p>さて前回、今回とちょっと小難しい話が続きましたので、次回は軽めに雑学風なお話しをすることにしましょう。</p>]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2010/12/13.html</link>
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         <pubDate>Tue, 14 Dec 2010 09:21:56 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>お米の話　その１２---「石高」のはなし</title>
         <description><![CDATA[<h4>「石高（こくだか）」ってなあに？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/img12.jpg" class="right"/>
<p>テレビの時代劇などで、「加賀百万石」のように「○○石（こく）」という表現がみられます。
これは「石高（こくだか）」といって、江戸時代に藩（大名家）などの歳入を、「お米を基準とした単位」で表現したものです。
江戸時代に大名と呼ばれた家は、「石高が一万石以上」という条件を、原則として満たしている武家のことでした。
では、「石高」とはいったいなんだったのでしょうか。</p>

<h4>「石高」の歴史は？</h4>

<p>一般に「石高」という表現が使われるようになったのは、安土桃山時代、豊臣秀吉の時代のことです。それまでの鎌倉～室町時代の武士は、「貫高（かんだか）」という様に「貫（一貫は銅銭千枚）」という当時の通貨単位で自分の領地の収入を表現していました。貫高が普及した理由には、年貢（税）を農民から徴収する際に、現物の「米」ではなく「銅銭」で納めさせる場合があったことや、物々交換で対応しきれないような地域との交流などにより、貨幣経済が徐々に発展していった時代背景などがありました。</p>
<p>同時に、もう一つ大事な要素があります。それは、お米を量る単位である「升」のサイズが、全国でまちまちであったことです。日本全国を統一する過程で、織田信長や豊臣秀吉は、長さの単位（尺）や重さの単位（升）の統一も全国的に進めました。これは日本全国を対象とした統一的な検地を実施し、配下の武士（大名）達に対し「その収入に応じた労務提供」を義務づけるために必要なことでしたが、全国に徹底させるだけの力（古来「度量衡の単位制定は強力な王権の象徴である」という考えがあります）を自分が持っていたことの証明でもありました。</p>

<p>併せて、畑で収穫される米以外の農作物や海産物についても米に換算し直して石高で表示された結果、「石高」という制度が浸透していきました。また一方では、諸大名の領土が大きくなりすぎて、「何千万貫」という表現におけるインフレがあり呼びづらかったこと、当時の日本では十分な銅銭の製造・確保が出来なかったことなどの時代背景もありました。</p>

<p>江戸時代に入り、銅銭の供給が安定した後も、貨幣の価値が変動相場制であった（江戸系経済圏では金貨〈小判〉が、大阪系経済圏では銀貨〈秤量銀貨〉が、また庶民の間では銅貨〈銭〉が使用されるなど、使用する貨幣自体も異なっていました）こともあり、日本全国で絶対的な価値を持つ『米』を基準とした単位「石高」は明治時代まで使用されました。</p>

<h4>「石高」の中身は？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/img15.jpg" class="right"/>
<p>１合（約１８０ｍｌ）を基準とし、１０合＝１升、１０升＝１斗、１０斗＝１石となり、１石は当時の成人男子の年間消費量にほぼ相当しました。
このサイズは、江戸時代に幕府が「枡座」を設けて管理したこともあって、約３００年間守り続けられました。
もちろん実際は食事以外の消費（支出）もあるため、あくまでも原則論ですが、これは百万石の領地であれば、百万人までは生きていける事を意味します。
つまり、石高＝最大人口であり、これが軍事力の基準でもあったのです。また、当たり前の事ですが、百万石の大名家だからといって十万石の大名家の十倍の経費が掛かるわけではありません。
現代同様、当時の大名家（藩）の運営にも固定費というものがあるため、小大名は経済的に弱くなり、小大名家ほど余裕が生まれにくくなります。
幕末期に中小の大名家から後世に名を残す偉人があまり出てこなかったのは、そこの辺りにも遠因があるようですね。では、大名クラスではない収入の低い武士たちは、お米と無関係な経済活動していたのでしょうか？
もちろんそんなことはありません。
次回はそのあたりのお話しをしましょう。</p>]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2010/04/post_15.html</link>
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         <pubDate>Wed, 14 Apr 2010 17:03:14 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>米菓の話　その４---「短尺」のはなし</title>
         <description><![CDATA[<h4>「短尺」なお菓子って？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/img12.jpg" class="right"/>
<p>短尺とは、長方形の短い方の一辺を表したり、一定の長さ（尺）に足りないものを表したりするときによく用いられる表現です。ゴルフを楽しまれる方なら、シャフトの部分を短めに設定した「短尺ドライバー」というものをよくご覧になることでしょう。では、お菓子の「短尺」とはどういう意味なのでしょうか。</p>

<h4>「短尺」ってなあに？</h4>

<p>確かにお菓子は小さなものですから「短」という文字は似合います。しかし、お菓子の場合は、「短尺」という言葉を「短冊形」という意味で使います。「短冊」といえば七夕飾りとして願い事を書く際に使われますから、形はイメージしやすいですよね。長辺がちょっと長めな長方形で、うすべったい形をしたものが「短尺」と呼ばれるお菓子の一般的な形状です。「短冊」形で、かつ小さい形、これがお菓子の「短尺」のイメージです。ただし、焼き上げていく工程などで材料が膨張するため、少しふくらんだ形のものにも「短尺」という表現がされることもあります。</p>

<h4>「短尺」形のお菓子といえば？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/img15.jpg" class="right"/>
<p>米菓の中でも「おかき」には「短尺」形のものが多く見られます。比較的かたさが堅めのものが多いおかきには、上品な雰囲気に仕上げるために、一口サイズにしたり、薄くしたり、個包装にしたりという工夫をこらしているものが多くあります。特に統計を取ったわけではありませんが、ざらめを使ったおかきに「短尺」形のものが比較的多いような気がしますがいかがでしょうか。他にも、京都の名物である『八ッ橋』（『生八ッ橋』は、三角形をしているものが一般的）は、アーチ状の形こそしているものの、「短尺」形をしているものがよく見受けられます。
余談ですが、『（焼）八ッ橋』は、一見小麦煎餅のようですが、上新粉（うるち米粉）を使っていますから、これは米菓煎餅の一種といってもいいでしょう。「遠くて近い親戚」ですね。</p>
]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2010/02/post_14.html</link>
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         <pubDate>Tue, 23 Feb 2010 18:23:41 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>お米の話　その１１---「ＭＡ米」のはなし</title>
         <description><![CDATA[<h4>「ＭＡ（エムエー）」ってなあに？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/img01.jpg" class="right"/>
<p>ＭＡとは「minimum access（ミニマム・アクセス）」の略語で、単語としては「最低限＋機会」という意味ですが、国家間の国際貿易においては、「自国の産業保護のために高い関税をかけてることを認めるかわりに、いかなる貿易品目にも最低限の市場参入をする機会を設ける必要がある」という考え方を意味します。</p>
<p>関税の税率を２段階式にして、「最低限の量には低関税のみを課し、それ以上の輸入に関しては高い関税を課してもよい」という制度です。携帯電話の料金プランみたいですね。</p>

<h4>「ＭＡ米（エムエーまい）」ってなあに？</h4>

<p>かのウルグアイ・ラウンドで農産物へも「ＭＡ」を適用することになりました。日本はそれまでほとんどしていなかった「お米の輸入」に関しても「低関税枠」を設けることになったため「ＭＡ米」というものが生まれたのです。</p>
<p>輸入の「義務」ではなく「市場参入の機会を提供する義務」なのですが、『コメは国家貿易品目として国が輸入を行う立場にあることから、通常の場合には当該数量の輸入を行うべきもの』と日本政府は見解を1994年に発表しています。</p>

<h4>「ＭＡ米」ってどんなお米なの？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/img02.jpg" class="right"/>
<p>「ＭＡ米」は特定の産地や品種を指定してるものではないので、「ＭＡ米」というブランドがあるわけではなく、あくまでも総称です。産地（原産国）としては、タイ・アメリカ・オーストラリア・ベトナム・中国等が多くを占めています。長粒種や中流種などその国で作られる品種のお米が輸入されています。輸入量は毎年約77万トンで、国産米の３割前後の価格です。
「ＭＡ米」以外のお米の場合は、約800%の関税がかかります。</p>

<h4>「ＭＡ米」ってなんに使うの？</h4>

<p>「ＭＡ米」は、味噌などの食品やお煎餅などのお菓子の材料として多く使われています。また近年は、第３国への援助物資（食料支援）として使用されることもあります。</p>

<h4>「ＭＡ米」って危険じゃないの？</h4>

<p>以前は、輸入した後でカビの発生や違法農薬の使用等で食用に適さないとわかったお米は「事故米（穀）」「汚染米（穀）」として工業用原料として出荷されていましたが、先年の『事故米不正転売事件』を受け、全て焼却されることになりました。事件当時「事故米」の約3/4が「ＭＡ米」でしたが、総量からみると全「ＭＡ米」の0.3％程度に過ぎませんので、一時広まった『「ＭＡ米」=「事故米」=「全て危険」』という見方は誤りです。</p>

<h4>「ＭＡ米」ってこれからどうなるの？</h4>

<p>2008年以降、世界規模での食糧事情の変化により、今後は価格改訂が予想されています。また、制度として20年近くも前の国家間の枠組みで取り決められたものですので、『新たな制度作りを！』という声があるのも事実です。「ＭＡ米」という言葉も意外と早く「死語」になるかもしれません。</p>
<p>国内産・外国産にかかわらず、私たちの食卓に直結するお米については、『価格』『安全』『品質（味）』といった重要な要素がいくつもあります。人口や気候変動・バイオガソリン等への転用・食文化の変質など、国内だけでなく国外での市場動向も影響する価格変動について、ただ単に「上がった」「下がった」だけでなく、一歩踏み込んだ関心を持てるようにしていきたいですね。</p>
<p>※今回の「お米の話」は、農林水産省等のホームページを参考に致しました。一部表現を改めた部分もありますので、さらに専門的な内容については、農林水産省等のホームページをご参照ください。</p>]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2009/12/post_13.html</link>
         <guid>http://www.beika-katasa.com/column/2009/12/post_13.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 22 Dec 2009 18:34:44 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>米菓の話　その３---「げんこつ」のはなし</title>
         <description><![CDATA[<h4>「げんこつ」といえば？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/090907_2.jpg" class="right"/>
<p>「げんこつ」というと何が思い浮かびますか？　『パンチ』や『ジャンケンのグー』など、握り拳（こぶし)をイメージする方が多いと思います。お菓子にも、「げんこつ」という名のついたものがありますので、今回はその話をしましょう。</p>

<h4>「げんこつ」ってなあに？</h4>

<p>「げんこつ」は漢字で書くと『拳骨』ですが、元々は『拳固打ち（げんこうち）』が訛ったものに当て字をしたのがはじまりの様です。この『拳固』も『拳子（けんこ）』という言葉（この場合の『子』は『接尾語で○○な状態』という意味）に対する当て字です。『拳（こぶし）』という身体の一部を表す文字に『小さく（楕円球体で）かたいもの』という意味が付加されたため、「げんこつ（拳骨）」＝「こぶし（拳）」＝「かたいもの」というイメージが付きました。モクレン科の植物『コブシ（辛夷）』も「つぼみが子供の握りこぶしに似ている」ことから名付けられたそうです。</p>
<p>米菓で「げんこつ」といえば、一般的なのは「俵状で堅い、一口サイズのおかき」のことを指します。普通のあられよりはひとまわり大きく、またより堅く焼き上げられているのが特徴です。堅く仕上げるために、生地にはエビや大豆などの練り込みはせず、醤油味やサラダ味などの単一フレーバーのものが多いようですね。</p>

<h4>飴にも「げんこつ」がある？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/0906_02.jpg" class="right"/>
<p>「げんこつ飴」は、きなこと水飴、麦などを練って作ったお菓子です。こちらは尾張～美濃～飛騨という地方の伝統的な駄菓子なのですが、特殊な材料を使わないことから全国に同類のお菓子があり、各地で「名産品」として地元を中心に愛され、それぞれが人気のお土産ものの一つです。。</p>
<p>米菓の「げんこつ」は堅いおかきですが、「げんこつ飴」はソフトな食感が売りのキャンディーで、形状のみ「げんこつ」になっています。ただ、本来はもっとかたいハードキャンディだった（水飴が少なく、水を多く使って作った）とも言われており、やっぱり「げんこつ」なお菓子だったのかもしれません。</p>
<p>そうそう、「水飴」は「米飴」とも言われるように古くから米を主原料としたものが多く作られてきました。飴だって米菓の遠い親戚なのですよ♪</p>]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2009/11/post_12.html</link>
         <guid>http://www.beika-katasa.com/column/2009/11/post_12.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 10 Nov 2009 16:36:49 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>米菓の話　その２---「ぬれせんべい」のはなし</title>
         <description><![CDATA[<h4>「ぬれせんべい」とは？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/img12.jpg" class="right"/>
<p>ふだん、何気なく「おせんべい」といった場合、原材料が何にせよ、『パリパリ』『バリバリ』といった、食感がかためのお菓子を思い浮かべることが多いですね。しかし、近頃では『しっとり』とした食感が魅力の「ぬれせんべい」という商品を見かけることも多くなりました。濃厚な醤油の味わいから、コチラの方が好みだというファンの方も増えており、スーパー等小売店での取り扱いも広がっています。</p>
<p>一般的なおせんべいは開封したまま放っておくと、空気中の水分を吸って湿気てやわらかくなってしまいますが、「ぬれせんべい」は、逆に乾燥してかたくなってしまいます。どちらにせよ、きちんと密封して早めに食べることが肝要ですね。</p>

<h4>「ぬれせんべい」の歴史</h4>

<p>「ぬれせんべい」とは、おせんべいの生地を焼き上げたのち、まだ熱いうちに醤油等のタレに浸け、その後乾燥させたものをいいます。なぜこんな工程で味を付けることになったかといえば、『焼き上がったお煎餅を、誤ってタレの中に落としてしまったというアクシデントがあったから』といわれています。</p>
<p>銚子市のとある手焼きせんべい屋さんが、『捨てるのも、もったいない』と、はじめは「おまけ」として配っていたそうで、今でもこちらのせんべい屋さんが『「ぬれせん」の登録商標』を持っておられます。</p>
<p>その後、銚子市が醤油の名産地であることもあって、銚子の特産物となり、また県外を含めたいくつものメーカーが色々と味に工夫をされて商品を開発した結果、醤油の甘口・辛口だけでなく、ソース味やカレー味などいくつものバリエーションが作られています。また、せんべいのみならず、かき餅を使った「ぬれおかき」もありますね。</p>

<h4>「ぬれせんべい」と電車</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/img15.jpg" class="right"/>
<p>「ぬれせんべい」がメジャーなお菓子になるきっかけの一つとなったのが、有名な「銚子電鉄（銚子電気鉄道株式会社・銚電）」の一件です。当時の銚子電鉄は利用者減少による経営体質の弱体化に加え、旧オーナーによる横領事件等もあって資金繰りがさらに悪化、車両の法定点検費用が（のちには安全確保の為の改善命令に対応する費用も）捻出できないという会社最大の危機を迎えました。</p>
<p>同社の公式ホームページ上における『電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。』というフレーズではじまった、一連の応援呼びかけやサポーター活動により、今では当面の危機を脱したといわれていますが、『数百万円もの電車の点検費用を、数百円のお菓子の利益から捻出する』という一見無謀な試みは当時マスコミやネット上で話題となり、一時的に同社の通信販売をパンクさせるほどに「ぬれせんべい」の名を広めることとなりました。
</p>

<h4>「ぬれせんべい」と「米菓かたさ度」</h4>

<p>実は、「ぬれせんべい」で「米菓かたさ度」を表示している商品が無いのにお気づきでしょうか。これは偶然ではなく、ちゃんとした理由があるのです。</p>
<p>ご存じの通り、「米菓かたさ度」は『噛み砕く（おせんべいが割れる）のに必要な力』を計測した結果を基に認定されていますが、「ぬれせんべい」は『噛みちぎって食べる』お菓子ですので、同じ『噛む』でも、商品としての方向性（味わい方・楽しみ方）が異なっているため計測ができないのです。ただ、いずれ別の基準（例えば『ぬれ米菓しっとり度』）が生まれる日がくるかもしれません。</p>
<p>日本各地には、米菓だけでも味・食べ方・原材料など様々な種類のものがあります。色々と食べ比べて、自分なりのオススメ米菓を探してみましょう！</p>]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2009/10/post_11.html</link>
         <guid>http://www.beika-katasa.com/column/2009/10/post_11.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 13 Oct 2009 17:19:03 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>米菓の話　その１---「海苔巻き」のはなし</title>
         <description><![CDATA[<h4>「のりまきせんべい」と「のりまきあられ」</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/090907.jpg" class="right"/>
<p>以前、『子供の頃に見たアニメに「のりまきせんべい」と「のりまきあられ」という名のキャラクターが出てきましたが、それってどっちも同じモノですよね？　』という質問を頂いたことがあります。残念ながらアニメの方は「則巻さん」という名字の方でしたが、もちろん米菓の「海苔巻きせんべい」と「海苔巻きあられ」は別のモノです。その名の通り、海苔を何に巻いてあるのかが異なりますので、「お煎餅」に巻くか「おかき（あられ）」に巻くかというその米菓の種類によって、本来はキチンと区別されなければいけません。ただ、曖昧になっていることが多く、冒頭の例の様に勘違いさせてしまっている事も多いのも事実です。</p>

<h4>「品川巻」って何でそう呼ぶの？</h4>

<p>海苔巻きの別名とも言うべき「品川巻（しながわまき）」ですが、その名は品川（沖）が江戸時代に東京湾で採れた（養殖された）高級な江戸前海苔の名産地だった事に由来します。残念ながら、本当に品川で採れた海苔で巻いていたのかを示す資料は無いようですが、江戸の人々には「品川と言えば海苔」だったわけですね。しかしながら「お寿司の海苔巻き（巻き寿司）」は「品川巻」とは言いませんよね？　これには『「巻き寿司」という文化が西日本の方で発展したため』であるとか、『味（中身）で呼ぶ方が一般的』であるとか、『浅草の海苔を使う事が多かったため』などが考えられます。「お米を海苔で巻く」という所までは一緒なのに、こんな違いがあるのが面白いですね。</p>

<h4>他には何を巻くの？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/090907_2.jpg" class="right"/>
<p>ところで、海苔巻きの米菓とピーナッツを一袋に混ぜ合わせた「海苔ピー」ですが、「『本物』の海苔巻きピーナツ」をご存じですか？　お煎餅ではなくピーナッツ等の豆菓子を棒状に並べ、海苔を巻いたお菓子があるのです。豆の種類や味付けのバリエーションもいくつかあるようですから、目にされた方もいらっしゃるかもしれませんね。　</p>
<p>また、海苔巻き以外でも、「昆布」を巻いた米菓がよく見かけられますね。その他にもシート状になる素材でしたら何でも巻けそうですから、今後の技術の発展次第では、「梅干巻き」や「マンゴー巻き」など、海産物の枠を飛び越えたドライフルーツ系の物からでも商品化出来る日が来るかもしれませんよ。</p>
]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2009/09/post_10.html</link>
         <guid>http://www.beika-katasa.com/column/2009/09/post_10.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 07 Sep 2009 22:11:50 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>お米の話　その１０---～お餅とおせんべいのはなし～</title>
         <description><![CDATA[<h4>お餅ってなあに？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/0906_01.jpg" class="right"/>
<p>おせんべい（煎餅）は、読んで字のごとく「煎（い）ったお餅」のことで、「お餅を焼いたものがおせんべい」といえます。ですから、お米からつくられた一般的な「米系せんべい」（草加せんべい「餅」といえば、もち米からつくったものや、網で焼いたりお雑煮に入れたりする丸や四角い形のものを想像する方が多いでしょう。でも、正確には「穀物の粉に水を加えて練り、蒸し上げたもの」はみな「餅」の範疇に入ります。<br>
もともとは、小麦粉を使ったものを「餅」と呼んでいましたが、稲作の普及により、もち米やうるち米を使った「餅」が広まり、芋やとうもろこしなど、穀物の澱粉（でんぷん）を使ったものも、今ではその仲間とされています。日本・朝鮮・中国を含む東アジア～東南アジアの文化圏を中心に、いたるところで、その土地の作物を生かした「餅文化」がみられるようになりました。<br>
和菓子のわらび餅も、本来は「蕨（わらび）のでんぷん」だけを主原料としてつくった、餅菓子だったのですよ。 </p>

<h4>おせんべいとは？</h4>

<p>おせんべい（煎餅）は、読んで字のごとく「煎（い）ったお餅」のことで、「お餅を焼いたものがおせんべい」といえます。ですから、お米からつくられた一般的な「米系せんべい」（草加せんべいなど）以外にも、小麦粉を原料とした「小麦系せんべい（甘味せんべい）」（瓦せんべい・南部せんべいなど）や、馬鈴薯（ばれいしょ）などの澱粉を主原料とした「澱粉系せんべい」（えびせんべいなど）もみな、広い意味で「おせんべい」の仲間なのです。<br>
  また、「おせんべい」という文化が浸透してきて、カリッとした食感の薄めのお菓子というイメージから、魚の骨を乾燥させたものを「ほねせんべい」と呼んだり、果物や野菜のチップスを「野菜せんべい」と呼んだりもしています。<br>
逆に、お隣の中国では、おせんべいとは似ても似つかないような「クレープ」や「お好み焼き」のようなやわらかいものを「せんべい」と表記しています。まさに、『所変われば品変わる』といった感じですね。</p>

<h4>米菓とおせんべいの関係は？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/0906_02.jpg" class="right"/>
<p>『おせんべい＝米菓』というイメージを持っておられる方も多いと思いますが、お米を使わないおせんべいはたくさんあります。また、米菓にも「揚げ餅」などのように焼いていないものや、かりんとうタイプのもの、スナックタイプのものなど、近ごろはバリエーションが増えつつあります。<br>
この『おせんべいあられ倶楽部』では、お米でつくられたおせんべいをメインに取り上げていますが、時には小麦や澱粉を主原料としたものにも触れながら、日本の「おせんべい文化」を大切にしていきたいと考えています。</p>]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2009/06/post_9.html</link>
         <guid>http://www.beika-katasa.com/column/2009/06/post_9.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 16 Jun 2009 13:05:46 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>お米の話　その９---～「柿の種」のはなし～</title>
         <description><![CDATA[お菓子売り場で「あなたにとって『米菓』といえばなんですか？」
そんな質問をすると、いろんな回答が返ってきます。堅焼きせんべいやぬれせんべいなどのおせんべい、あられや海苔巻き、または具体的なメーカーや商品名をあげる方もいらっしゃることでしょう。そしてこんな答えもあると思います。それは…「柿の種」。今回はその「柿の種」のおはなしです。</p>
<h4>「柿の種」ってなあに？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/0904_01.jpg" class="right"/>
<p>「柿の種」は、まさに「植物の『柿』の果実の種子」の形をした、餅米で作られた小粒あられの一種です。特徴としては『形状は三日月型で、色は茶色かオレンジ色。ちょっとピリ辛な味つけ』といった感じのモノが一般的ですね。最近は唐辛子以外にも、チョコやマヨネーズ、わさびなどで味つけしたモノなどバリエーションも多く、日本国内に限らずアジア圏や米国、欧州にまでも輸出されています。また「豚」を原料としないことから、イスラム圏でも人気が高まっているようです。</p>

<h4>「柿の種」の歴史は？</h4>

<p>「柿の種」の歴史は意外と浅く、大正末期に新潟県長岡市にある「浪花屋製菓」の今井與三郎という人が開発しました。当時は「ハイカラなお菓子」として話題になったそうですよ。<br>
  そして今、「柿の種」というとみなさんは『指の長さの半分ぐらい』のサイズを想像されるでしょうが、発売当初はもっと大きく『ちょうど小指ぐらい』の大きさでした。本来は今のように湾曲したものではなく、まっすぐな『小判型のあられ』を作るはずでしたが、金型を踏んでしまうというアクシデントにより今の形になったそうです。<br>
はたして、「小判あられ」なんて名称だったら、今みたいに広まっていたでしょうか？　まさに『怪我の功名』かもしれませんね。</p>

<h4>「柿の種」とピーナッツ？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/0904_02.jpg" class="right"/>
<p>「柿の種」といえばバターピーナツ（落花生）と混ぜあわせた「柿ピー」がありますが、その歴史は戦後、間もないころには食べられていたといわれています。ひとそれぞれ「柿ピー」における『柿の種とピーナッツの黄金比（一番良いとされる配合比率）』を巡ってこだわりがあるようです。人によって好きな配合比があるため、「配合を変えて『柿ピー』と『ピー柿』を自社で別々に作っている」というメーカーさんもあります。でもそれだけでは飽きたらず、自分で柿の種とピーナツを別々に買ってきて、好みに合わせて混ぜ合わせる、という人も結構いるそうですよ。</p>

<h4>「柿の種」とお米のはなし</h4>
<p>浪花屋さんのおはなしでは、浪花屋さんの「柿の種」は製造過程で「赤飯（新潟長岡では、醤油おこわのこと）」と似たようなにおいがしたそうです。ご飯と同じように飽きない味、そこにあるのが当たり前のお菓子。赤飯やご飯が食事の王道だとしたら 、「柿の種」はまさに米菓の王道といったところでしょうか。</p>
<p>※今回のおはなしは、「新潟発ブランド物語1　元祖浪花屋　柿の種のココロ」（恒文社刊）を参考にさせていただきました。みなさんも一度読んでみてくださいね。</p>]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2009/04/post_8.html</link>
         <guid>http://www.beika-katasa.com/column/2009/04/post_8.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 28 Apr 2009 15:42:20 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>お米の話　その８---～プラスチックのはなし～</title>
         <description><![CDATA[<h4>お米とプラスチックの関係は？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/img15.jpg" class="right"/>
<p>プラスチックには、石油資源を原料として作られる一般的なプラスチックのほか、生物資源（バイオマス）を原料として作られる「<strong><font color="#CC0000">バイオプラスチック</font></strong>（bioplastic、バイオマスプラスチックともいう）」というものもあります。従来は、トウモロコシやサトウキビなど、澱粉（でんぷん）や糖類の含有量が多いモノを主な原料としていましたが、近ごろは<strong><font color="#CC0000">お米（古くなったり、外的要因により食用に適さなくなったモノ）などを原料としたプラスチック</font></strong>が注目されています。</p>

<h4>なぜ今、バイオプラスチックが注目されているの？</h4>

<p>地球温暖化対策としてCO2（二酸化炭素）の排出量削減が重要視されている今、CO2を吸収（固定化）しながら成長する植物を原料としてつくられるバイオプラスチックは、二酸化炭素を増やさないということで大変注目を集めています。しかもバイオプラスチックには、土の中に埋めると微生物によって水と二酸化炭素に分解されるものも多く、消却した場合にもダイオキシン類の発生率が低いなどの特徴があります。 </p>

<p>こういった環境への影響が少ないという点で、バイオプラスチックは世界的に評価されています。特に昨今では、為替や原油価格の乱高下によって「脱石油」志向が高まりつつあります。「原料自体の輸入（輸送）にかかるCO2の問題」や「米穀の生産調整」の面からも、“米の国日本”としては、トウモロコシなどよりも<strong><font color="#CC0000">お米や稲わらを原料としたバイオプラスチックの普及拡大</font></strong>が、重要な課題となっていくことでしょう。</p>

<h4>お米を使ったプラスチックでは、何ができるの？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/img16.jpg" class="right"/>
<p>原料が“お米だけ”というプラスチックの商品はまだないようですが、お米を“原料のひとつ”として使用した製品としては、「お箸」「CD/DVDのケース」などがあります。今後もスーパーなどで使われているトレーやレジ袋など、<strong><font color="#CC0000">食品に近い分野での新製品開発</font></strong>が、消費者からも期待されているようです。 </p>
<p>「お米から作られた袋に入ったお煎餅」なんて商品が発売されるかもしれませんよ。今から楽しみですね！</p>]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2009/01/post_7.html</link>
         <guid>http://www.beika-katasa.com/column/2009/01/post_7.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 13 Jan 2009 15:01:24 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>お米の話　その７---※（米印＝こめじるし）のはなし</title>
         <description><![CDATA[<h4>米印とは？</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/img13.jpg" class="right"/>
<p>以前、米偏（へん）の漢字についてお話しましたが、読まれた方から「“こめじるし”というモノがありますが、あれって漢字ですか？　それとも記号ですか？」という質問をいただきました。もちろん『※』は記号なのですが、せっかくですので、今回はすこし脱線して、米印についてお話してみましょう。</p>

<h4>※の意味</h4>

<p>『※』が、漢字の『米』という字を斜めに傾けたような形であるため、「こめじるし」と呼ばれているのは、ご存じのとおりです。ワープロの変換でも「こめ」や「こめじるし」で変換できます。使い方としては、文章中に書ききれなかった注釈や脚注などを、段落以外のところで付け加えるときや、引用した参考文献を示すための約物記号として、よく使われています。「reference mark＝参照記号」として、辞書に載っていることもありますね。 <br>
もちろん、米穀店（お米屋さん）を表す記号としてもよく見かけます。以前は、ある日本酒メーカーさんが自社のシンボルマークとして使っていたそうですよ。 </p>

<h4>※と＊</h4>
<img src="http://www.beika-katasa.com/column/column-img/img14.jpg" class="right"/>
<p>『※』と似た記号として『＊』（アスタリスク・アステリスク・asterisk／星印）がありますが、これらはもちろん別々の記号です。ただ、意味や使い方としては、ほとんど同じ様に使われていますね。日本語文化圏外では、『※』という記号は使われていないようです。万国共通で使われているのは『＊』です。日本に『＊』の記号が伝わった明治時代に（わざと？）誤用したモノが、『※』となって広まったといわれていますが、本当のところはよく分かっていません。 </p>
<p>このように日本で広まり使われている『※』の記号ですが、それにもきちんとUnicode（ユニコード）の「U+203B」という番号が与えられてます。たとえば、日本語で書いたノーベル賞級の文章に『※』が使われた場合でも、外国語への変換が可能です。外国の人もやはり「komejirushi」と発音するのでしょうか？　聞いてみたいものですね。 </p>
また、プッシュ式の電話の左下にある記号は「スター」と呼ばれ、正確には『＊』を斜めに傾けた形で、電話関係以外では使われることのない記号です。ただ、テレビやラジオなどで、この記号を読みあげる場合には、「こめじるし」と読まれる場合が多いですし、多くの日本人にはその方が分かりやすいと思われます。]]></description>
         <link>http://www.beika-katasa.com/column/2008/10/post_6.html</link>
         <guid>http://www.beika-katasa.com/column/2008/10/post_6.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 28 Oct 2008 02:05:06 +0900</pubDate>
      </item>
      
   </channel>
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