おかしナBlog

◎「米菓の“音” その2」

 せん兵衛でござる。おのおの方、息災にて何よりでござる。
 わしの知り合いに忍者の服部半蔵がおる。伊賀忍者の頭領じゃ。甲賀の
奴らや同じ伊賀の百地などにもわしの知り合いはおったが、服部が徳川家
康様に取り立てられたため、他の連中は憂き目を見たのじゃったな・・・・。
 そんなこたぁ、どうでも良い。忍者は「草の者」と言われ、決して歴史
の表舞台などには出ぬものじゃったが、みんな根は良い奴らであった。
 ただひとつわしが気に食わなかったのが、どんな旨いものを食うても、
音一つ出さぬことじゃ。奴らは天井裏や縁の下に何日も潜むことがあって、
そのとき命をつなぐ食い物が忍者専用の「兵糧食」じゃ。
 今でも伊賀名物の菓子で「かたやき」と言うものがある。米粉やそば粉、
小麦粉などに胡麻や木の実などを入れてカチカチに焼き上げた一種の煎餅
じゃ。
 その堅さというたらとんでもない。何年も腐ったりしない。そのかわり
食うときは大変じゃ。
 わしも半蔵からもろうた「伊賀かたやき」をかじって前歯を二本ほど欠
いてしもうた。もちろんPL法などない時代じゃ。酷い目に会うたわ。

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この記事に関する感想

服部半蔵は21世紀にも名を残しています・・・半蔵門として。

投稿者 砂漠の狐 : 2010年8月25日 16:07

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