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◎「米菓の“音” その3」
せん兵衛でござる。おのおの方、歯は丈夫ででござるか? 本日は忍者の「かたやき」についての、続きでござる。
奴らが天井裏などに潜むとき一番困るのは排泄と食事なのじゃそうだ。
半蔵が若い頃織田方の屋敷に潜んだときのことを聞いたことがある。
少しでも物音を立てたり、気配を感じられたりすれば、槍で天井板もろとも串刺しにされかねない。
そこで、潜む者は自ら天井の梁や板に同化してなりきってしまわねばならぬのよ。とてもわしぢゃ我慢できん。
腹が減ったからと言うて、いきなり「かたやき」にかじりついたりしてはならぬ。まず口に含み、徐々に唾液を出して、十分に軟らかくなった時分、ようやく口に入れるのよ。食べられるようになるまで、二時間?じゃ。
どうじゃ、何とも嫌な職業じゃな。一頃前流行った「3K」職場じゃな。
暗い・苦しい・食えない、というわけじゃ。
昔甲賀の下忍が天井裏に忍び込んでいたとき、大身の槍で一突きにされたのじゃが、そん時、奴の口はまだ堅いままの「かたやき」がくわえられたままじゃったそうだ。情けない話しじゃのぅ。
「口は災いの元」というのはここから来ているのじゃな。????
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煎餅を口にくわえたまま2時間も食べれないなんて想像もつきません。「口は災いの元」あらためてかみしめました。
投稿者 ほんとにいいの : 2008年9月15日 03:58