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米菓の親せき(6)
霰せん兵衛でござる。前回は「おこし」の話をいたした。「おこし」と言えば、すぐに思い起こされるのは何かのぅ。
関東の人間なら「浅草おこし」、関西なら「粟おこし」じゃろう。結構古いものには長崎県諫早あたりの「黒おこし」などというのもある。これは、中国からの伝来菓子じゃな。
「粟おこし」(あわおこし:栗おこしじゃないゾ!)は今から400年ほど前には生まれておる。昔は、米の代わりに粟を使ったものじゃろうが、いまでは米のおこしじゃ。この硬いものに「岩おこし」がある。岩のように硬いわけではないが、意味は通じるの。
なお「おこし」は縁起物じゃ。「名を興す」「家を興す」などと結びつけ、めでたいお菓子となる。
食べるときにカリッと言うくらいが良い。湿気っていてフニャとかグニャでは縁起が良かろうはずはない。だいたい将軍様のお膝元でしけったい菓子なんか食えるもんかい!
江戸っ子だぜ! こちとら水道の水で産湯浸かった江戸っ子よ。耳んなかかっぽじってよく聞きやがれ!
フーッ! 使い慣れない江戸弁はくたびれるのぅ。
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この記事に関する感想
『おこし』ですよね…。『粟おこし』を昔々、食べた記憶が…。子供心に美味しかったと言う記憶が…。お腹いっぱいで、ご馳走様でした。
投稿者 島流しの宮 : 2009年07月27日 08:48
昔は、クランキーの中身は、雷おこしだったのになあ。
投稿者 GUUGUU : 2009年07月28日 20:16
「産湯」水道ですか。せめて手漕ぎポンプの井戸水が時にふさわしいといったところに、現代風の江戸っ子ってなもんですね。
あっそうそう、『おこし』は風味があっておいしいですよ。
投稿者 多摩ちょび : 2009年07月30日 08:35
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